利光 充彦(副センター長)
杉本 卓也
平山 健太郎
川本 大樹
熊谷 健(博士研究員)

 県内唯一の総合周産期母子医療センターとして、新生児専用救急車、ドクターヘリで県内の新生児救急に24時間で対応しています。産科・小児外科・心臓血管外科・眼科など各科と協力しながらあらゆる新生児疾患を対象とし治療しています。2024年度は交換輸血、胸腔・腹腔ドレナージ、500g未満の児の管理、腹膜透析、一酸化窒素療法などの集中治療を行っております。早産児の頭蓋内出血発症をいかに予防するかを重要な課題とし、適切な循環管理を目的としたエコーによる血流評価などを行っております。また慢性肺疾患をいかに軽減するかも重要な課題で、高頻度振動換気、一酸化窒素吸入療法を取り入れ、肺高血圧症治療薬を併用しながらの早期抜管に取り組んでいます。抜管についてはINSURE strategy(Intubarion-Surfactant-Extubation)を導入し、症例によりLISA(Less invasive surfactant therapy)の導入も検討しています。
徳原教授指導のもと、川本先生を中心に新生児の長期予後に大きくかかわる、呼吸器・消化管粘膜に炎症や障害をきたす疾患である慢性肺疾患・壊死性腸炎などに着目し、そこに関わる粘膜免疫ならびその細菌叢や代謝産物に着目した研究を開始しております。呼吸器や消化管粘膜のサンプルを集めDNA抽出やサンプル解析を進める予定となっています。